カラーコンタクトは危険

以前から若い女性を中心にカラーコンタクトを使っておられる患者さんが増えています。それも眼科で処方してもらったのではなく、単に雑貨店で買ってきたレンズを使っているという危険な使い方が広まっているのには驚かされます。
もともとコンタクトレンズを着けている間、酸素透過レンズであっても眼はあまり呼吸できない状態になっています。そしてカラーコンタクトであれば、レンズ表面に印刷がしてありますのでさらに呼吸を妨げるレンズと言えます。カラーコンタクトで酸素不足になった結果、黒目の表面に傷が出来てしまい痛くて見えにくいという症状が出てきます。透明レンズとカラーレンズを使っておられる患者さんの人数は圧倒的に透明レンズの方のほうが多いにもかかわらず、コンタクトで眼に傷が出来た患者さんのうちかなりの割合でカラーコンタクトによるものです。

眼は決してオシャレの道具のためにあるのではありません。コンタクトレンズを使うのであれば通常の透明レンズを使っていただき、決してカラーコンタクトを使わないようにしましょう。