糖尿病網膜症の治療前後

糖尿病網膜症の治療の効果を見るにはOCTが欠かせません。代表的なものをご覧下さい。

まず上の画像は治療前です。A1の部分が白く表示されているのは水ぶくれを起こして盛り上がっていることを示しています。断面図を見てもA2の部分で水ぶくれにより網膜の内部に隙間が生じていることが分かります。

この状態では物が歪んで見えたり暗く見えたりしますので、視力障害を起こします。

この水ぶくれを改善させる目的で、同じ日にレーザー光凝固を行いました。

約4ヶ月後のOCTです。水ぶくれのあったA1もA2もすっかりきれいになりました。このように障害の起こっている範囲を的確に読み取り、また治療の成果を正確に確認するためにもOCTは大きな武器となっています。