ゴミが入って痛いときには、目薬を使ってはいけません。目薬は「クスリ」ですので、何か病気を治すために使うものであって、ゴミを流すためではありません。たとえば喉に魚の骨が引っかかったときに胃薬をがぶ飲みするようなものです。行っていけない理由は2つ。
1.どんな点眼薬であっても副作用があります。点眼は1滴だけというのが基本なので、ボタボタと入れすぎると入れすぎになって副作用が出ます。内服薬を飲み過ぎると胃が荒れてしまうように、点眼を入れすぎると目の表面が荒れてしまいよけいに傷が増えます。
2.痛みが強いようなゴミの場合には、洗い流すだけでは取れないことが多いです。眼科での処置が必要な場合がほとんどなので、自分で悪くしてしまわないうちに眼科を受診しましょう。
もしどうしても目を洗いたければ、水道水で行って下さい。決して目薬や市販の洗眼の薬品を使ってはいけません。