古い目薬でも入れてしまえ?

スーパーで買い物するときに、牛乳などの賞味期限を調べたった1日でも新しい物を買おうとする方も多いことでしょう。ところが、目薬に関してはまったく無頓着な方が多いのには驚きます。「こちらで処方して貰った点眼薬を使っています」という患者さんのカルテを調べると、実は1年以上前に出した点眼薬だった!ということは珍しくありません。

「目薬はせいぜい1ヶ月が寿命ですよ」と私がお話しすると、「でも先生、この目薬は賞味期限は2年先になっているのでまだまだ大丈夫じゃないんですか!?」と言われることもしばしば。目薬に書いてある期限は、あくまでも開封しない状態での期限です。一度開封したら1ヶ月が寿命だと言うことをお忘れ無く。

たとえば、缶詰にも期限が書いてありますが一度開けたら書いてある期限まで大丈夫と考える方はないと思います。昨年入れたお茶を今年になって飲む方もないと思います。目薬は「なまもの」ですので、古くなったものはさっさと捨ててください。