子供さんが学校や幼稚園から帰ってきたら、白目がゼリーのように膨れていてビックリした・・・という方も多いと思います。特に遠足から帰ってきたときには多くなります。
これは眼の「蕁麻疹」です。もともとは花粉症などのアレルギーが原因ですが、患者さんが眼を「かいた、こすった」ことが直接のきっかけとなって腫れてきます。眼や瞼を触ることによって、白目(結膜)の下に一気に水が溜まってきて白目が膨らんでしまうのです。初めて見られた方は驚かれますが、 何も救急であわてて受診する必要はありません。ほとんどの場合、眼を触らなければ翌日には治っていることでしょう。
ただし花粉症の季節ではついつい眼を触ってしまいますので、アレルギーに対する点眼が必要になります。