突然眼が真っ赤になった

ある日突然に眼が真っ赤になることがあります。これは充血ではなくて結膜(しろめ)の出血です。見た目は非常に派手なのでとても不安に思われるかも知れませんが、ほとんど痛くないし視力にも影響ありません。どちらかというと患者さん自身よりも周囲の人から勧められて受診されることが多いようです。充血との違いは、この写真のように赤い部分と白い部分の境目がはっきりしていることです。

この原因は大きく分けて二つ、ひとつは眼を打撲した場合、もうひとつは何もしないのに自然になるものです。圧倒的に自然になるものが多いですね。最初は少しゴロゴロすることもありますが、見た目以外にはほとんど症状はありません。一度出血すると吸収されるまで10日~2週間くらいかかりますのであまり鏡を見ずに心配しないことです。なりやすい方は何度でもなりますのでそのつもりで・・・

出血が激しいときには下の写真のように白目全体がどず黒く見えることもありますが、上の写真と理屈はまったく一緒なので心配しないで下さい。