いつ見ても目の内側が赤い

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白目と黒目の境目の所から始まり、次第に黒目の中へ膜が侵入してきます。これを翼状片と言い、いわゆる老化現象のひとつです。紫外線による影響が大きいと言われており屋外で仕事をされる方にできやすいようです。ただ何年もかかって大きくなりますので、これくらいの大きさであっても気がついておられない患者さんも結構多いですね。

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わかりやすように翼状片の部分を黄色に塗ってみました。これはもともと白目の膜が角膜に入り込んできたものです。白目には血管が多いので、充血していなくても赤く見えます。赤いこと自体は特に問題ではありませんが、だんだん大きくなると

・他の人から言われるので見た目が気になる

・黒目が歪んで乱視が強くなり視力低下

ということになります。そういった自覚症状があるのであれば翼状片を取る手術が必要になります。

また症状が無くてもこの方の翼状片くらいの大きさであればすでに手術時期ですので手術をされることをお勧めします。