大晦日だというのに映画を見てきた。SFの「インターステラー」、息子が「クチコミも上々で、今年一番の素晴らしい映画だった!」というので期待していく。さすがに大晦日に映画見に来るヒマな人は少なくて良かった(^^;)
あらすじは、地球環境が悪化してこのままでは住めなくなるため、移住出来る他の惑星を探しに行く宇宙飛行士の物語。頭の切れる娘の制止を振り切って、人類を救うために旅立つ父親。
宇宙船の中には美人のアンハザウェイもいるのでロマンスが芽生えるのかと思ったらそんなことはない(^^;) 相対性理論やらブラックホールやら物理の知識を要求されるもっとハードな映画だった!数年前に相対性理論の解説本を読んだことがあったので、光速に近い宇宙船内での時間の進み方が遅くなると言うのはある程度知っていたが予備知識が無いと取っつきにくいかも知れない。日本の映画だといたるところに「解説しよう!・・」というタイムボカンみたいなわざとらしいセリフが入ってくるが、この映画には解説一切無し。
映画の後半は意外な方向へと方向転換していくが、最終的にはどこかで見たなと言う既視感がいっぱい詰まった映画だった。それはあの名作「2001年 宇宙の旅」である。1968年の映画だから50年近く前の作品だ。息子に聞いたらそんな映画は知らんという(笑)
船内にいるR2D2役、もしくはアナライザー役の黒い長方形のロボットは「モノリス」そのものだ。回転しながらドッキングするのもあの有名な「美しき青きドナウ」をバックに舞うシーンを思い出させる。よく言われる「名作に対するオマージュ」というやつか。
ネット上では「懐かしいシーン満載で涙が出そう」という絶賛の声も多いようだが、私は「パクリはパクリ」だと思う。これまで誰も考えたことがない脚本、描いたことがない描写を見せてくれるから映画は面白いのだ。見たことがあるシーンが出てくるとげんなりしてしまう。息子のような若い世代なら2001年の映画そのものを知らないので素直に楽しめるかも知れないが・・・
ヒマがあったらまた相対性理論の勉強をしてるとするか(^^;)
「2001年宇宙の旅」の有名なシーンをyoutubeにはなかったのでニコ動にて(^^;)
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評価:★★★★
★ 金返せ
★★ マニアな人のみ見て下さい
★★★ 何度も寝ましたがまあまあ
★★★★ なかなかエエんちゃうん!
★★★★★ ワンダフル!Don’t miss it!