世界初のソーラーGPS腕時計SEIKOアストロン、修理から帰ってきたのでレポートしよう。
1.発症
昨年秋に購入してからモッタイナイので(笑)1-2回しか使用しないで充電だけしていた。 そして今年のゴールデンウィークにいよいよ真価を発揮させるべく海外旅行に持って行った。 出発前にまず関空で受信操作開始。すばやくGPSを補足して時刻修正完了!と表示されウシシ。
そしてトランジット地であるベトナムの空港の待合室に行き、満を持して受信操作。GPS衛星も6個捕捉し 充分な体勢である。そのまま時計を見つめていると・・・スルスルと針が回り始め、ぴったり現地時刻に 修正、感動の一瞬である!・・・と思ったら、そのまま日付表示がどんどん進んで4日後の日付に なってしまった!?
その後目的地であるカンボジアに到着して受信操作をするも日付はそのまま修正されず。 失意のうちに旅行を終え、再び関空に戻ってきて今度こそは!と操作するも時刻だけ修正されて日付は未来のままであった。 しかたなくその日のうちに購入した百貨店に持って行き、修理依頼して帰る。ショボーン
https://www.kobayashiganka.co.jp/gt3/?p=6637
2.セイコーからのレポート
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症状確認: 不具合を確認した。カレンダの基準位置がずれていることが原因であった。
原因: 基準位置のずれる原因としては、磁気の影響や落下等の物理的な衝撃が考えられるが、真の原因は特定できなかった。 処置:基準位置を修正し、海外での受信をシミュレーションして検査した結果異常が無いことを確認された。
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このようなレポートと共に点検の終わった現物が送り返されてきた。そこで私は疑問に思ったことをセイコーに質問した。
3.私からの質問
・基準位置がずれたのは物理的な衝撃が考えられるとのことだが、もしそうだとしたらその衝撃を受けた時点で日付がずれるのではないか?
・もしその衝撃の瞬間にずれるのであれば、受信操作をしている最中に見る見る日付が変わったのだからそれは考えにくい。もっと根本的なところに問題は無いのか?
4.セイコーからの返答
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確かに物理的な衝撃によるものであれば、その瞬間に日付がずれる。また点検の結果、磁気による影響もなかった。よって今回はその可能性は低いと思われる。 ただし日常生活の使用の中で構造上基準位置がずれる可能性があるので、ずれたら手動で修正して欲しい(手順添付)。
基準位置を合わせた上で何度も試験行ったが機械上の不具合は認められなかった。 よって今回の作業は分解修理を行ったのではなく、基準位置合わせと点検を行った。
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ということで、基準位置がなぜずれたのか分からずじまい。私の気持ちは何となくモヤッとボールである(^^;) これ以上質問してるとクレーマーに認定されるのもいやなので今日はこれくらいにしといたろ~
[tegaki]かくなる上は保証期間の切れる前に海外旅行に行ってこなければ!(笑)[/tegaki]