昨年秋に買ったGPS時計セイコーアストロン。これはGPSを利用して自分の位置を割り出し、タイムゾーンのデータベースから時差を修正するというハイテク時計である。買った時には自宅でスイッチオンしてみたら、電波時計よりも素早く時刻合わせをしてくれて感激したものだった。
しかしこの時計は日本国内で使っていてもまったく宝の持ち腐れ。海外で使って初めて有り難みがわかるというもの。今回の旅行は、この時計が現地空港でばっちり修正される様子を目撃したいというのも大きな目的であった。
ベトナムのホーチミン空港に到着し、空の見えるところでスイッチオン！するとほどなく針が動き出して時差（日本との時差-2時間）が修正されておおお～と喜んだ。だがしかし、日付を見ると未来の日付になってるではないか！！
上記写真は6日と表示されているが、EXIF見ると5/2であり4日も飛んでしまったことになる。そんなはずはないと、カンボジアでも試したが日付が修正されることはなかった。同じく日本に帰国しても狂ったまま。
しかたがないので、なめこに逢うついでに（笑）梅田の百貨店に現物を持って行き修理を依頼した。
本日百貨店から電話が掛かってきた。
「メーカーに送りましたところ、エラーが確認されました。基準となる点がずれていたとの報告ですが詳しい事はわかりません。修理が出来次第、また連絡させていただきます。ちなみにうちの時計売り場の店員も同じ時計を買ってまして、連休に海外に行ったら同じように日付がずれていたそうです」
なんじゃそら～ 日本が誇るセイコーがそんなことでええんかい～！
でもこの不具合が治りましたと持って来られても海外に行かない限りは検証のしようがないな。保証期間過ぎてから海外に行って初めて気がついた場合には対処してくれるのだろうか？？この時計を買ったユーザーは近日中に海外に行かれることを強くお勧めする（笑）
5/20追加
百貨店から連絡があり、「ちょっと時間が掛かりそうです。6月以降になりますのでよろしく」とのことだった。
連休で海外に行った人から修理が殺到していると想像される(^^;)