壊れたNEX3を手術顕微鏡用ビデオカメラに その1

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先日も書いたとおり、落下試験に負けてひび割れたフィルタのNEX3。結局フィルタが食い込んでしまって外れないためこのレンズは使えない。新しいレンズを購入したら使えるのだろうが、あまり評判の良くない標準ズームをもう一度買うのも何だか悔しいので、本体だけを使って別の使い道を思いついた。

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ふだん仕事で使っているツアイスの手術顕微鏡。これにはSONYの3CCDカメラを付けて撮影している。

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3CCDなので買った当初(15年位前)はかなり高額だったが、さすがに最近は映る画像もボヤボヤになってきた。どうせ買い替えるならハイビジョンカメラにしようと思ったら、医療用のはまだまだ値段がこなれていないので200万くらいするようだ。そこで、NEX3を顕微鏡につなぎ、デジカメではなく簡易ハイビジョンカメラとして再生させることを思いついた。

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ただしこれまでのSONYのカメラはバヨネットマウントと言って旧式のマウントであるため、このままではNEXを接続できない。サードパーティであるサイメンデザインがSONYミラーレス用のEマウントアダプタを発売したことを知り取り寄せてみた。アダプタだけでお値段約40万(^^;)

ところでこれまでのビデオシステムは、カメラコントロールユニットからSビデオが2出力だったので

3CCDカメラ–カメラコントロールユニット—-+– 37インチモニタ

+– BDレコーダ

というすっきりした構成だったが、今回はNEX3から1出力しかないのでモニタしか使えない。また民生用のBDレコーダは、そもそもHDMI入力がないので録画できない。さてさてどうしたものか?と考えてモニタ背面を見たら、

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なんと、モニタにもモニタ出力があるではないか!これならいったんモニタに入れたHDMI信号をSビデオとして取り出してビデオに入力したらいいのではないか!、なんと頭イイんだと喜んでいたら・・・・    続く(^^;)