ちょっと遅くなってしまったが今回の紅白歌合戦についての勝手に寸評。 物心付いたときから必ず紅白歌合戦は見てきたが、最近の歌手や演出はあまりにひどくてそろそろ紅白も見なくていいか?と思いつつ、やはり見てしまう・・・(^^;)
なお出場表で赤丸が付いてるのは、「良かった!」、△印は「本人はイマイチやけど、周囲が良かった!」
出場歌手一覧のうち、グレーアウトした歌手は(主にジャニーズ系とAKB系)見なかったか、聞き流していたかでコメント不能、というかコメントしたくない(笑)
・浜崎あゆみ 先頭バッターということもあり、あまり声が出ていないし、音程下がりまくりで痛い。 いつぞやのように新年早々誰かと結婚!という話もなかったので盛り上がらず。
・ゴールデンボンバー 前評判では下ネタとか脱ぐぞ!とか噂があったのに、会場全体が白塗りの仮面を付けただけという、まったく盛り下がり。
・中島美嘉 歌声が個人的に好きな歌手なので(^^;)期待していたが、こちらも音程外れてガックリ・・・ だいぶ前に出演したときの「雪の華」は良かったんだけどなー
・倖田來未 こちらも前評判できわどすぎる衣装という報道があり期待してたのだが(笑)、特にコメントするほどでもない。以前のようなパワーを感じられず・・・
・舘ひろし 裕次郎の「嵐を呼ぶ男」、もちろんドラマーがキモになる曲だがなんと私の敬愛する神保彰だった!画面のクレジットにもちょっとだけ神保の名前が出てきたので嬉しかった。いつもどおり背筋を真っ直ぐに伸ばしての演奏は、見ていてが気持ちイイ。またベースが櫻井哲夫。やるなー 舘ひろしについてはまったくコメント無し(笑) ちなみに紅白の演奏はほとんどすべてが生バンドではなくカラオケらしい!! http://www.zakzak.co.jp/entertainment/ent-news/news/20130104/enn1301041538009-n1.htm それはイカンやろ~! そんなところでお金をケチるより、しょーもない衛星中継を削った方がずっといい。そんな中、神保彰の演奏はピカイチだった!
・きゃりーぱみゅぱみゅ 怖いもの見たさで見てみた(^^;) 見終わった後に軽いめまいを感じた・・・ ツケマツゲがどうたらこうたらと言ってたが、これは小学生向けの音楽ですよね? 大人向けの音楽じゃないですよね・・・・ 頼むから違うと言ってくれ~!
・郷ひろみ さすがディナーショーの帝王、まだまだ身体と声にキレがあるので安心して見ていられる。ただし新曲のプロモーションなのか、知らない曲のため会場全体のノリがイマイチ。
・由紀さおり 話題になったということでこちらもアメリカからの中継だったが、まったく中継する意味なし。
・徳永英明 彼のコンサートでも歌っていた「上を向いて歩こう」、復興という意味もあるのかもしれないが紅白の場では何となく的外れで盛り上がらず。
・嵐 娘がファンなので仕方なく見る。彼ら5人はどうでもいいのだが、背景のコンピュータグラフィックや、歌手に連動して画面にインサートされるグラフィックはなかなか目新しかった。かなりお金が掛かっていると思われる。
・美輪明宏 まったく期待していなかったが、あの年齢であの声量と表現力。これはウーンと唸らされた。さすが亀の甲より年の功。
・エグザイル 美輪明宏は金髪の黒く染めて直立不動だったのに対し、そのあとに出てきたエグザイルは大人数で動きまくり。でもどちらが人の感動を呼ぶかと言えば一目瞭然。エグザイルが激しく動けば動くほどむなしさが漂ってくる。
・プリンセスプリンセス この紅白のために復活したようなものだからどうせ声も出ないだろうと思っていたが、なかなかよく練習してきたなと思わせてくれた。ちょっと素人バンドの手作り演奏的な雰囲気だったが、何よりもバンドメンバー自体が演奏してて楽しそうだったし、一生懸命やってる感が強く伝わってきた。決して上手いわけではないが紅白全体からしてもベストな演奏だったと誉めてあげたい。この演奏を聴いてまた自分たちもバンドを再開したくなったくらいである。
・石川さゆり さすがに演歌は安心してみていられるが、数年前に比べてやや声に不安が残る歌い方。あと何年ハイトーンを維持できるか?
・北島三郎 風雪流れ旅ということで、イントロからして紙吹雪の嵐。ちょっと漫画チックなくらいに吹きまくってたので、大きな鼻の穴に入りそうで本人も歌いにくそう。舞台演出ももっと加減したら良いのに・・・
・矢沢永吉 サプライズ登場。少し前に私自身が本当のコンサートを観てきただけに応援してしまう。さすがにプロ、いつも以上の熱意が伝わってきてプリプリに次いで紅白2番目のステージと認定したい。ところが!NHKホールの多くの参加者がジャニーズかAKBファンなのか、海上がまったく盛り上がってないのがつらい。ときどき舞台の奥から客席を映してることがあったのだが、手拍子も何も無くクラシックを聴いてるような雰囲気だった(T_T) 永チャンもこんなに盛り上がってない会場は初めてではないだろうか??お気の毒でした・・・
・SMAP 視聴率がこのときに最高になったそうだが、個人的には「オワコン」と認定。怒られそう?(^^;)
ところで出場歌手全体を大きく「ヤング(死語?(^^;)」「中堅」「ベテラン」と分けると、
ヤング:どんどん幼稚化 踊りだけで歌唱力ゼロ
中堅:ここが頑張らないといけないのに、元気なし
ベテラン:歌唱力はあるのだが、さすがに声が出にくくなってる人多く残念。加齢は、楽器と違って声帯に対して残酷である・・・
ということでご清聴ありがとうございました。来年も紅白見てるのかな??
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1/7 追加
ツイッタで紅白のことを見ていたら、元(^^;)カシオペアの向谷実がこんなことを書いていた~
http://togetter.com/li/434209?page=1
内容を要約すると、演奏のほとんどが事前収録のカラオケであり、私が絶賛した神保彰のドラムもプリプリも実は事前収録だったという衝撃の事実。神保彰が事前に録ったのと寸分違わぬ演奏を、ライブでもう一度して見せたと言うことである!こりゃある意味スゴイ。「ワンマンオーケストラ」という機械のような演奏の出来る神保だからこそできた神業とも言えよう。
しかしジャリタレはともかく、本当のプロのミュージシャンに生演奏をさせないというNHKの態度。これはもう「喝っ!」としか言いようがない!来年こそは背景のCGシンクロなんてどうでもいいから、必ず生演奏に戻して欲しい。