MEDIAS TAB UL N-08D がうまく充電できないときは端子を見よ

MEDIAS TAB UL N-08D がうまく充電できない問題の解決編。前回の考察では、

https://www.kobayashiganka.co.jp/gt3/?p=5381

充電できないのはアダプタやケーブルの電気特性ではなくて、単にコネクタの接触不良が原因ではないかという仮説に至った。

そこでいちおドコモ推奨のACアダプタがネット上でも評判がいいため買ってみた。ヨドバシカメラで2100円なり。「ACアダプタN04」で、出力は1.8A。これは今までの機種とどこが違うのかを検証。

これの特徴的なのは、本体とケーブルが一体もんであること。一般的には本体とケーブルが別々のことが多いが、これには深い意味があるのではないか?

さて実際にこれを使って充電したところ、ばっちり充電できた。Mediasタブにさした瞬間からそれがわかった(^^;)

コネクタにさしたときに[tegaki]「カチっと感」[/tegaki]があったからである。

03アダプタ付属のケーブルをさした場合では、カチっと感」ではなく[tegaki]「モヤっと感」[/tegaki]の感触だったのだ。

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そこでこれまでのケーブル(白)と04ケーブル(黒)の端子を比べてみた。まず気がついたのはコネクタ上面にある固定用金具の位置だ。これはコネクタから出っ張って、本体に入り込んだときに抜けにくくする作用があると思われる。白の古い03ケーブルではとんがりの位置までの距離が長く、04ケーブルでは短くなっている。すなわち03を確実に刺そうとすると、04よりも更に深く刺さないといけないということだ。Mediasタブのコネクタ内にこれに対応する切れ込みがあると思うが、他の機種より浅めの位置に切れ込みがあるのではないか?すると03ケーブルでは切れ込みまで金具が届かず、「モヤっと感」が残った感触になるのだろう。

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次にコネクタ内の金属ピンの形状が違うことに気がついた。03ケーブルでは斜め30度くらいに寝た角度であるが、04では60度くらいに立ち上がった角度である。金属ピンが立っていることにより、浅い差し込みでもより確実に端子に接触することが出来るはずだ。

N04ではこれら2つの要因が改善されたことにより、端子に確実に接触して充電可能になったと考えた。ここまでわかれば、白い03ケーブルでも、出来るだけ深く差し込んで動かさないようにしておけば充電可能になるはずだ。試してみたらこの「根元までがっちり法」で充電可能になったことを追加しておく。

このN04アダプタ、実はケーブルだけがキモであって、もしケーブル交換式のアダプタでこれまでの03ケーブルを使ったらやはり充電できないのではないだろうか。メーカもそれがわかってケーブルを取り外せない構造にしたのではないかと推測。アダプタ本体は要らないので、汎用性を考えてケーブルだけを単体で販売して欲しいものだ!

ちなみにこのMediasタブが発売された当初、公式サイトには充電器として03と04が掲載されていたに、今見たら03は削除されて04だけになっている。メーカーも認識してるんやなー!!