白黒カーが追いかける

サッカーを終えて帰宅する途中のこと。夜10時を過ぎて交通量もずいぶん少なかった。その辺りは50km/h制限の片道2車線で走りやすい道であるが街灯が少ないのでヘッドライトだけが頼りである。さて私がゆっくり走っていると、100mほど先の交差点は青信号、前からの対向車が交差点で急にUターンして私の前方を走っていく。何事かいな?と思ったら白黒に塗られた車だった(^^;) 「もしや?」と思い、私もすぐに白黒カーを追いかける(^^;) すると前方に4台ほど70kmくらいで走っていた。よく見るとそのうちの1台が少しペースが速めであり、こっそりと白黒カーがその背後に忍び寄る。私は予想される次の展開にちょっと期待しつつ見ていたが、運悪く(?)前方の信号が赤になったのでそのペースの速い車が先頭で停まる。白黒カーもその背後に停車。「なーんや、これで終わりか・・」とちょっと残念に思いつつ青信号に変わる。

すると先頭のその車、またまた結構なペースで飛ばし始めるではないか!あちゃー、気がついてないみたい。当該車を追尾する白黒カーを追尾する私のメータから推測するに、その車は80km/hは出ていたようだ。しかし白黒カーは、意外に寛容なのかそのまま追尾するだけ。ふーんと思いつつ見ていると、またまた信号が赤になって当該車はやはり追い越し車線の先頭に。白黒カーは同じく背後に付く・・・のかと思いきや、なんと大胆にも走行車線に進路変更し隣に並んだではないか!さすがにちょっとだけ後ろ寄りだがほとんど真横に近い。

当該車、今度は気がついたかな?!と見ていると信号が青になる。案の定またまた飛ばし始める。さっきよりも速いペース、おそらく90km/hは出ていたであろう。当然といえば当然、次の瞬間には赤灯クルクルとなった次第である。

この一連の白黒カーの行動はとても興味深かった。これまで「不意打ち→すぐ検挙!」というパターンばかりかと思っていたが、武士の情けとばかりに執行猶予期間を二度までも与え、それでもダメなら初めてお縄・・・という様式もあるのかと考えを新たにした。ただ最初の段階でお縄だったら青切符、最後の段階でなら赤切符、本人のダメージは後者のほうがずっと大きいことには間違いないが(^^;)

また背後はともかく真横に並ばれても気がつかない可能性があるということには、心理テストを横から客観的に観察しているようで軽いショックを覚えた。お縄になった車はファミリーカーというよりも少し走り屋的な車だった。にもかかわらずあんなに無防備な運転をしてしまうということはまったくもって[tegaki]他山の石[/tegaki]である。皆さんも前方はもちろん、全周にわたって注意を怠りなく安全に運転しましょう~!