「雑誌」はふつうそのタイトルを聞いただけで、その雑誌の内容が想像できる。
「Rosso」 高そうな車をキレイに撮影
「CG」 高そうな外車をネチネチ紹介
「月刊自家用車」 いかに値引きさせて買うか? ・・・などなど。
ところがこの「Pen」という雑誌は毎号内容が種々雑多で、次号が何の特集なのかまったくわからないびっくり箱のような雑誌である。車、旅行、ファッション・・・さらに私の大好きなキリスト教やイスラム教の事も何度か取り上げられ、私は定期購読して毎号楽しみにしている。さてこの雑誌の最後のほうに毎回車に関するデータランキングが書いてある。今号では「10年乗っても故障しにくいランキング」だった。
なんと第一位に選ばれたのは911だった!!
調査方法はドイツの第三者機関であるTUVSUD(Uはウムラウト)が、2010-2011にかけて調査した778万台!のデータを元にしたそうだ。
「新車から10-11年経過した時点で、重大なトラブルが起きた割合」というランキングである。これを見ると10台中トヨタ4台、マツダ・スズキ・ホンダが1台ずつということで日本車が圧勝なのだが、それを抑えて911がトップを獲得したとは誠にめでたいことである!!しかも10位のホンダと比べて半分以下の数字なのでぶっちぎりに近いと言えよう。
私も1996年購入の993タルガから始まったポルポルライフ、すでに15年経過したことになる。この間にお不動さんになったのは、
993タルガ:パンク
964ターボ:燃料系の目詰まり
996GT3:サーキットで追突事故
の3回だけだ。パンク(笑)や事故を除けば1回だけというとても優秀な数字である。356など50年以上経った車も現役で走ってるなんて、国産車ではほとんど考えられない。誌面にも書いてあるとおり、この数字は他車に比べてオーナーがまめにメンテしてるからという側面もありそうだが、そもそも素性がよいということは否定できないと思う。それにひきかえ、ヨン様でお不動さんになったのはバッテリー上がり、パンク(笑)、エンジントラブル複数・・・と結構あったな。やはり上記ランキングにはイタ車は入ってないのは当然の結果か。
しかしよく考えてみたら10年経過した時点で・・・ということは発売後10年未満すなわち、996・997はこの統計に含まれていないことになる。この誌面では997を載せているが、ちょっとジャロってなんじゃろ?の気配もあり(^^;)
願わくば私の乗ってる997後期型も、10年経ってもこの首位をキープしてますことように!