公開されたばかりの「武士の家計簿」を見てきた。堺雅人、仲間由紀恵主演の時代劇である。いちお武士の話ではあるが、チャンバラによる殺傷場面は一切無く、ひたすらそろばんをはじいて計算し、傾いた家計を建て直すというとても地味~な映画である。なぜこんな地味な映画を見てきたかというと、この映画の怪我の主役とも言える「そろばん」は我が小野市で作られたものだからである~!エッヘン。
我が小野市は日本一の生産高を誇っている。さすがに今では電卓に押されてめっきりそろばんを目にすることはなくなったが、昔はそろばん教室が市内のいたるところにあり、私の小学生の頃には一生懸命通って練習していたものだ。数年で己の限界を感じて辞めてしまったが(^^;)
映画で使われたそろばんは、5の玉が2個、1の玉が5個の古典的なものである(現代のは5の玉が1個、1の玉が4個)。そのため小野市の工場で映画用に特注されたらしい。映画の中で、仲間由紀恵が「そろばんをはじく音はとてもきれいで大好きだ」というセリフがあった。ええこと言うてくれるの~
これは公式サイトに掲載された動画で、そろばんの製作過程を垣間見る事が出来る。私が小さい頃、周囲にはそろばんの下請け零細工場がたくさんあったためこのような製作過程をよく見学させてもらったものだ。この画像の青い法被を着た方は小野市でも有名な社長さんで。「兵庫県小野市」の文字が見て取れる。
公式サイトの動画はこちら
http://ch.yahoo.co.jp/bushikake/index.php?itemid=32
映画としては「すごく感動した!」とはいえないが(笑)、[tegaki]小野市民および全国に散らばる小野市出身者は必見だ~![/tegaki]