スイスでどっぷり涼しい夏に浸ってしまい、あやうく忘れるところであった「冷暖四季パッド」、思い出したので使い方のノウハウをレポートしてみよう。
この機種のおさらい
・四角いコントロールボックスに入ったペルチェ素子で水を冷却し、それをパッド内に循環させてパッドを冷やす。
・ペルチェ素子はかなり発熱するので、ボックスに内蔵された電動ファンで排熱。このファンがうるさいのと、排熱が結構熱いのがネック。
よってこのパッドをうまく利用するにはボックスをどこに配置するかが鍵を握る。我が家の貧相な寝室の場合ベッドを壁際に付けていたのだが、ボックスを部屋の外に置こうとしたらチューブの長さが全然足りなかった。そこでベッドをずるずると室内の真ん中に移動させ、ボックスを部屋の入り口まで遠ざけることにした。
しかしそのままでは排熱が部屋にこもる可能性があるため、安もんの扇風機を使って熱風を室外に追い出す。しかしこれでファンが2つになり、さらにうるさくなった(笑)
我が家の寝室のエアコンは壊れているし(爆)、窓を開けると寝てる間にゲリラ豪雨で水浸しになるかわからんので窓は閉めている。ということで寝室の安眠グッズはこの四季パッドオンリーだ。この扇風機を直接身体に当てたらどうよ?という意見はいちお無視することにする(^^;)
試行錯誤の結果、室温32度くらいならコントロールボックスの設定値25度でちょうどいい。扇風機やエアコンなしで、案外快適に寝ることが出来た。本体の性能としてはもっと設定温度を下げることが出来る設計だ。
実際、四季パッドの表面はひんやりしているので心地よい。そのまま密着して寝ているとパッドの温度は体温によりある程度上昇するのだが、不快なほどの温度にはならないので汗がぐっしょり・・・という事態は避けられるのである。
たまたま昨日は四季パッドのない神戸の寝室で寝たら暑いのなんの!神戸ではエアコンと扇風機があるので弱で稼働させつつ寝るのだが、身体の表半分はこれらの冷房デバイスで冷えるものの、裏半分すなわちマットレスに密着した側は高温多湿になって寝苦しい。耐えられず別の部分を求めて寝返りを何度も打つことになり安眠できなかった。
マットレス側を冷却するというのは、快眠につながる重要なファクターだと知った次第である。ネットではあまり評価の高くない四季パッドであるが、工夫次第で充分役に立つと思う。ただ高額商品のため、コストパフォーマンスはダメダメなので手放しでお勧めすることは出来ないが・・・