さてオスロのホテルの部屋に入り、ほっと一息ついているとメールが来た。これは明日フィヨルドの街フロムまで行く鉄道が不通になったので自分で何とかしてねという今日のメールだった。
もともとの計画では、明日早朝のオスロ発ベルゲン急行でミュルダールへ
→ミュルダールからフロム鉄道でフロムへ フロムで2泊
→フロムからフィヨルドを観光船で行きグドヴァンゲンへ
→グドヴァンゲンからバスでヴォスへ
→ヴォスから再びベルゲン急行でベルゲンへ行き1泊
という複雑な行程を予約していた。個人でそれぞれを予約するのはとてもしんどいのだが、FjordToursという会社の Norway in a nutshell というパッケージになったものを予約すれば簡単である。明日はあこがれのフィヨルドだ～という気分アゲアゲあったのに、なんと嵐による大洪水が起こりオスロ発の電車がすべてキャンセルされたらしい。
最初は事態が良く飲み込めなかったが、落ち着いて考えると「明日泊まるはずのホテル（2泊）に辿り着けない」ということである。こうなると早く行動を起こさなくては！と一気にアドレナリンが身体にみなぎる。幸いホテルは駅の隣なので、まず駅の観光案内所に行って何か移動手段はないか聞いてくることにする。
駅の電光掲示板、確かに明日乗るはずであったベルゲン行きがキャンセルされ代替手段はありませんと書いてある。
駅の構内にある観光案内所。
すでに15人待ち・・
だいぶ順番を待ってようやく係員とご対面。
「ベルゲン急行が不通になった、フロムの街までバスとかレンタカーで辿り着けないか？」
「そらお気の毒。調べてみるわ・・・ 道路も寸断されてるらしい、スンマヘン」
でおしまい(T_T) 失意にあおざめて案内所を出ようとすると、私の会話を聞いていた別の外国人に呼び止められた。彼も同じ事で困ってるそうで、何か良い方法は聞けたのか？と質問されたが「もうワヤですわ～」と答えるしか無かった・・
こうなると早く部屋に戻って明日からの2泊の宿と交通手段を確保しないと！！
プランA 明日飛行機でベルゲンに飛んでベルゲンに2泊多く泊まる
プランB 明日もオスロに泊まり、あさってにベルゲンに飛んでベルゲンに1泊多く泊まる
そして明日の飛行機を調べたらみんな同じ事を考えているのか、オスロ-ベルゲンの便はかなり値段が上がってるのと良い時間帯は売り切れ。ベルゲンに計3泊してもあまりすることがなさそうなので、プランBに決めた。さっそくホテルに交渉して同じ部屋に泊まらせてほしいと交渉し快諾を得る。良かった！ 続いてベルゲンのホテルにも連絡して1泊追加オッケをもらい、あさっての飛行機も手配してようやく一息付けた。海外でこういった想定外の事態に出くわしたのは初めてだが、なんとか旅を続ける目処が立ったのでやれやれ。
ちなみにVISAプラチナカードには「コンシェルジュ」という機能がついているので、思い切って日本に電話してみた。その結果、、、、何も役に立たなかった(T_T)
安心したら腹が減って来たので、海沿いのレストランに行き、
ようやく一息ついて食欲も出てくる。
夕方なのに海に飛び込んでるパリピ達。
苦難のオスロに陽が落ちる・・・
