3年前、すわなちコロナが始まる前にアメリカのグランドサークルを巡る旅を計画していた。しかし海外旅行がほぼ禁止になり、予約してはキャンセル、予約してはキャンセル・・を2020、2021と繰り返してきた。今年はもう諦めていたのだが、2月末に「ワクチン3回済んだら帰国時に待機しなくて良い」と日本政府の方針が変更になりあわてて計画を再始動させた。ただワクチン/PCRについての制約がまだまだ大きいので私の経験を記したい。
海外旅行を計画するに当たって、「相手の国への入国」「日本への帰国」という2つの関門がある。今回アメリカを選んだのは、2月末の時点で入国時の制限が最も少ない国だったからである。ただ5月現在、ヨーロッパやアジアもほぼ制限が無くなってきている（ワクチン3回済みの場合）。
ワクチン未接種、2回すみ、3回すみでいろいろ条件が変わるので、以後は「ワクチン3回済み」に限定して書いておく。
アメリカ側の入国制限事項（2022.5）は3つある。
- ワクチン接種証明書の提示（日本の接種証明アプリの画面表示で可）
ワクチン3回接種してると入国制限無し。念のためアプリのスクリーンショットを撮って保存しておいたほうが安心。これを出発時の航空会社のチェックインで見せるのだが、QRコード読み取りではなく「肉眼で見て」確認するのみ。またアメリカでの入国審査でもまったく必要なかった。紙の証明書も持っていったが必要なかった。
上記CDCサイトからPDFをダウンロードして（5枚組！）署名して持っていったのに、成田のユナイテッド航空のカウンタに見せたら「要りません」と言われたのでショボーン(T_T)
- 渡航前日のPCRが陰性である証明書
アメリカは「渡航前日の陰性証明」ということで、渡航前3日くらい余裕がある他国に比べてかなりハードルが高い。また通常のクリニックで書いてもらうと日本語の証明書なので不安が残る。ということで英語で書かれた証明書を書いてくれる施設をいろいろ調べてみた。その結果、神戸PCRサテライトという施設にお世話になることにした。2万円近い料金にビビったがこればかりはしようがない。近い将来、制度が変わって出発時の検査不要になったらオワコンになる業態なので、今のうちに資金回収せねばという会社の思惑もわかる(^^;) さて渡航前日の昼休みの時間帯をネットで予約して、午前と午後の仕事の合間に三宮までトンボ返りすることにした。念のため施設を事前に下見してみたら・・・
ななんと、テナントビルの一室、ドアにコピー紙を貼り付けた安直な入り口！怪しさ満点であるがもうお金を振り込んだので後戻りできない・・・
そして検査当日。
おそるおそる中へ入ると、ビニールカーテンで厳重に仕切られた小さな小部屋に受付嬢が一人。あまりに厳重な仕切のため顔も見えない(^^;) マイクとスピーカで会話して唾液検査キットを渡される。雑に区切られた個別の枠に行ってひたすら唾液を絞り出す。終わったら検体を提出しておしまい。受付から退出まで約5分。
13時に検査して19時半に検査結果メールが届き、添付されたPDFは
見事陰性！これが陽性なら莫大な損失が出ることになるのやれやれ～
