シャープからとうとう1インチのカメラを積んだアクオスR6が発売された。発売当日に手に入れて、しばらく使った感想をリポートしてみる。
色は白黒2色選べる。デカいレンズが引き立つように白を選んだ(笑)
頭が高い、ライカの文字が目に入らぬか~!ただこれまで使ってたのはファーウェイP30Pro、こちらもライカ様監修だったが(^^;)
1インチを納めるためには、どうしても本体よりレンズが出っ張ってしまう。
レンズに傷が付きそうだったので、レンズをガードしてくれる安もんのケースを装着。
IGZOの有機EL。さすがに太陽光の下でもきれいである。さっそく田舎の景色を撮りにいってみよう。
ちなみにP30Proでは広角/標準/望遠の3カメラ構成だったが、こちらは潔く1個のみ。以下の写真はリサイズ以外に加工はしていない。
標準画角。ちなみにレンズは19mm相当で、実は広角サイズがオリジナルサイズで、この標準画角はそれをクロップしてあるらしい。
2倍望遠。同じくこれもオリジナルをクロップしてるに過ぎない。それでも画質はあまり劣化しないという自信の表れか?
これがオリジナルの広角。ただし画面を2回タップしなければこの画角にまで辿り着けないのはいかがなものか?
これは中心部辺りを等倍で切り出し。思った程シャープでは無かった・・・
さすがに近距離だと背景がよくボケてくれる。
ついでにメニュー上では最大6倍のデジタルズームが使える。兵庫県知事選、投票日前日の風景だが塗り絵感全開の悲しい感じ。
こちらは手持ちの夜の三木防災公園。まあまあ使えそう?
こちらも手持ち、手すりに密着させて10秒間の撮影。
さてカメラに絞って私の個人的な感想。
- AFが不安定、かつ遅い
遠くでも近くでもかなり迷ってしまうAF。最初は合焦するまで5秒以上かかってたのでもう下取りに出そうかと思ったくらい。 先日のバージョンアップでようやく中の下くらいにはマシになったがまだまだピンボケも多くて並みのスマホにも追いついていない。ライカ様監修らしいが、よくこれでGoサインが出たなと言うレベル。位相差センサーを載せてないので物理的にAFが難しいそうだから、今後のソフトウェアの更新でも多くは望めない様子。
- 望遠レンズが無いのは苦しい
やはり今流行りの複数レンズはそれなりに意味があることがよくわかった。いくらセンサーが大きくても一部を切り出すのなら、もともとの望遠には負けしてまうようだ。私のP30proの望遠のほうがずっと綺麗である。
- すぐに本体がアチチになり、バッテリ消費が激しい
使っているとびっくりするほど熱くなる。これは外部への放熱が優れていると誉めるべきなのか??そのせいかあっというまにバッテリが減ってしまい、5000mAhという大きな容量を内蔵してるにもかかわらず1日持つかどうかキビシい状態だ。
- 色味が地味
ファーウェイと比べたらアカンのは重々承知してるんだが、かなーり地味なの色味なのでワンタッチで盛り盛りモードになるボタンを付けてくれても良かったかも(^^;)
総合的な感想。
私がこのスマホに求めていたことは「素晴らしい写りのファーウェイを越える写真を撮りたい」だった。ファーウェイの小さいセンサーでもあれだけ綺麗に写るのだから、デカいセンサーだったらさらに素晴らしい写真が撮れるだろう!と期待していた。
ところが本日現在の状態ではとてもファーウェイに及ばない出来映えと言わざるを得ない。ネットのいろんなレビューを見ると「素晴らしい!」「これぞライカ!」とべた褒めの感想が多いのだが、個人的には賛同できない。中には「カメラ初心者の人にはその良さが理解できないので、使い手を選ぶカメラ」というレビューもあった。果たしてカメラが悪いのか、私が悪いのか・・・(^^;) さらなるバージョンアップを期待する!