バルモラルでの夕食を兼ねたアフタヌーンティーで腹一杯になった後、ホテルからミリタリータトゥーの会場に歩いて行く。我々のチケットは21時開演、多数の客なので1時間前には出た方が良かろう。
どんどん人が集まってくる。
修道院手前から行列、距離にして約200mくらいかな。
ゲートをくぐる。
ここが旅行の計画段階から1年間思い続けた場所だ!感無量である(^^;)
正面がエジンバラ城、両サイドには特設スタンド。
振り返るとこちらがメインスタンド。青いシートが単なるプラスチックのシート、赤いシートは少々高くてクッション付き。我々は黄色い矢印の席。この下が退場門になってるので、我々より前には邪魔する客がいない。
かなり上まで座席がある。
さて上記が座席表、最終的に購入したのはオレンジ色のエリアの青丸の部分である。座席は予約の段階で選ぶことが出来るが、最初はどこの座席を予約したら良いのかちっともわからなかった。一番値段が高い席は紫のエリアだが、ここは唯一屋根付きであり貴賓室ともいうべきエリアで、「フォーマル」というドレスコードまであるため問題外(^^;)
次にサイド(1~5 12~17)にするか、正面(6~11)にするか?
ほとんどの演者はエジンバラ城から入場して正面側に向かって行進してくる。真正面の顔を見るなら上記オレンジ部分の正面エリアがベストである。
ところが、多くの出し物はなぜかスペースの後ろ半分(城壁に近い方)を使って行われるため、正面からでは距離が遠くなってしまう。近距離で見るためには4,5,12,13あたりが良いであろう。
ちなみに翌日の昼間に、エジンバラ城から見た会場。
サイドのエリア。壁にエリアの番号が書いてある。
正面のエリア。退場門は大小二つあるが、小さい方の上を予約した。
サイドのエリアは座席が安価な分だけシートがしょぼくなる(^^;) 単なるプラスチック板のようなシートであり、底冷えのするエジンバラの夜にはかなり寒さが染み通ることになる。
サイド席のシート。
悩んだ末に正面エリアに決めた。
次にどの高さでみるか?演者までの距離だけを考えればかぶりつきの最前列が良いのだが、デメリットが二つ。照明用のライトが最前列の手すりに設置してあるため、カメラ撮影の視界に入ってくる可能性がある。さらに高さが低いと俯瞰の絵を撮ることが出来なくなってしまい全体像がわからないかも?
そこで折衷案として退場門の上の最前列にした。ここだと前を遮る客や照明もないし、そこそこ高さもある。売り切れないように昨年11月末に購入しておいた。
Section 9 H11-H12
Premier Seat with Show Programme 2 Ticket(s)
£260.00
- A prime location Premier seat, with padded seat/backrest and armrest, in Section 8 or 9 of the outdoor arena with exceptional views of the performance
- An official Tattoo Show Programme
なかなかいいお値段である(^^;)
ちなみにせっかく考え抜いた座席、早く取らないとなくなってしまうかも?という強迫観念に襲われて(笑)、あらかじめミリタリータトゥーの「friend」メンバーになっておいたのだ。
SINGLE Membership Annual Valid from Tuesday 19 Sep 2017 12:00 AM until Sunday 30 Sep 2018 11:59 PMFriends of the Tattoo enjoy the following benefits:
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1 Ticket(s) £25.00 |
本来チケット発売は12月初めなのだが、このメンバーになると特別に2週間早く予約が出来るのだ。おかげで11月売り出しの初日に予約、好きな場所が選び放題だった。ただ12月になってもまだガラガラだったので、メンバーになる必要は無かったかもしれないがこれは結果論(^^;)
自分の席から見た会場。正面エリアはこのプログラムがタダでもらえる。
どんどん客が入ってきた。
後ろを振り返ったらこんな感じ。
この日はBBCの公式収録もあるらしい。
眼が合う(^^;)
えらいさんが入ってきた。貴賓席組か?
開会のセレモニー開始。
VIPが直接車で乗り付ける(^^;)
固めの杯(^^;)
ちゃんと日の丸も揚がっていた。
そして司会者から観客に対してどこの国から来たか?というアナウンスが始まる。私も「JAPAN!」と呼ばれたときに思い切り「おおおー!」という声を上げたんだけど、不幸にしてエラーで録画できていなかった。ヨーロッパ編のみ収載。特に聴いて頂きたいのが「from England!」のところだ。毎回お約束のネタなんだろうが、クスリと笑わせてくれる。
以後の動画はすべてGopro 6 Black+自立一脚で撮った。
演奏開始!
これも夢にまで見てたバグパイプ軍団が入ってきた。9時過ぎなのにまだ明るい。全体像を撮るために標準を付けたα6500で。
XT2に100-400mmのサファリ用の望遠を付けて撮影。このミリタリータトゥーだけのためにでかい望遠を持って来たのだった・・・ 首からカメラ二つをぶら下げてしんどい(^^;)
バグパイプとドラムスでひとつのグループを形成、これをPipes and Drums という。
このリーダーは昨年の公式サイトの表紙にも出ていた方なので、実物に出会えてとても嬉しい(^^;)
次から次へと楽団が湧いて出てくる、壮観だ~
陽が落ちると撮影は会場の照明頼み、ちょっと暗めの照明だと望遠の暗いレンズではかなり苦しい。
絞り開放(F4.5)、1/15 ISO1250。
歩き回られるともっとISO上げて速いシャッターが必要になる。
いろんな部門のリーダーたち。正装が本当にカッコイイ。
バグパイプは意外と大音量で、これだけ揃うとアンプ無しでも大迫力だ。
エジンバラ城の壁はプロジェクションマッピングにも使われる。
次はメキシコチーム。
アステカ!という感じ(^^;)
以前メキシコに旅行したときに覚えた「シェリントリンド Cielito Lindo」、歌ってくれてうれしい!
ボストン出身者たちの「Fifes and Drums」
Pipe(バグパイプ)ではなくてFife(横笛)だ。アメリカ独立戦争の頃をモチーフにしている。
スポットライトを当ててくれると撮影しやすい(^^;)
ハイランドのダンスチーム
アメリカ空軍のオナーガードドリルチーム。
左右の兵士が銃剣をグルグル振り回してるところを平気な顔をしてリーダーが通り抜ける。これにはみんなが拍手喝采だ。
オマーンからやってきた王立騎兵隊
スイスの「Top Secret」
ドラムだけのシンプルな編成だったが、技術的・ビジュアル的に私は一番カッコイイと思った。
イケメン多いし(^^;)
なんとスティックが花火になっていた!
以下の動画はクロップしてズームしたので解像度低し(^^;)
全員集合してきてそろそろフィナーレか・・・
花火も上がった!
出演者でお祭り広場状態!
観客も立ち上がって見知らぬ客と手をつないでいる。
これはスコットランド民謡で一番有名な曲であり、全世界の人が知ってると思われる「AULD LANG SYNE 」、日本では「蛍の光」である。
とても感動的だ。私は写真撮ってるので手を繋げないが(笑)
そして最後の曲は「Scotland the Brave」
この曲はスコットランドの国歌とも言うべき曲で、この1年ずっと私のスマホの着信音にしてきた(笑)これが流れてきたときには鳥肌が立ったのであった・・・ 皆さんもスコットランドに行くことがあったら、必ずこの曲を聴いておいて欲しい。
こうやって大興奮のミリタリータトゥーが終了。
これは日本から持って来た簡易座布団。百均で買った2枚100円のクッションカーペットである。2人分で4枚持って来た(^^;) 暖かいし、目線が少し高くなり役に立った。
そして最後の夜のバルモラルホテル。
嫁はんに窓際に立ってもらって撮影。
せっかく望遠持ってるのでアップでもう一枚(^^;)
これでスコットランドで予定していた計画はすべてミッションコンプリート、あとは無事に帰国するだけである~