Pyxis Alfaの進水式

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朝起きていつものように港を眺めたら、川重のドックにタグボートが集結して何だかものものしい雰囲気に・・・

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なんとドックの水門らしきパーツを取り外した。このゲートそのものが浮体構造になってることにも驚いた。

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よく見るとゲートの上に作業員のおっちゃんも(^^;)

ひょっとしたら進水式が始まるのか??

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さらにタグボートやいろんな小型船が集結してきた。

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タグボート同士がキスして乗員が移動(^^;) タグボートならではの荒業だ・・・

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とうとう船体に牽引ロープが付けられた。これから引っ張り出されるらしい。

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新造船の全容。調べてみたら

Pyxis Alfa LPG運搬船

全長230m、4万7千トン。客船「飛鳥II」とほとんど同じサイズである。

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各船が配置につき、いよいよ進水式だ。手前の港めぐりの船も遠巻きにして通っていく。

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本番直前。これからタグボートでゆっくり引っ張り出すのかと思ったら、何と!!

 

こんなに速い速度で出てくるとは思わなんだ!船体と水面との角度の差を見ると、作業中のドックには案外傾斜のきついスロープになっていたようだ。また牽引ロープを見れば分かるが、タグボートは決して引っ張っているわけではなくむしろ全力で後退して逃げているイメージだ。耳を澄ますと出てくる瞬間はいろんな船が一斉に汽笛を鳴らしていた。ポルシェパレードのようだ(^^;)

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インディジョーンズのワンシーンを思い出した(笑)

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船首を見るとお祝いのくす玉と紙テープが見える。めでたいことだ!

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先ほどのタグボートは船体横に回り込んで、この巨体に対して必死に制動を掛けているのがわかる。

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ようやく挙動も落ち着き、

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牽引ロープを外して船首へ回り込む。

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そしてロープを再び受け取り、この1隻だけで先ほどの隣のドックへと曳航していく。

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無事に終了し、本当にお疲れ様でした。

私は初めてこの目で進水式を見たのだが、自らの力では動くことも出来ない身体を多くの船に助けられてスルスルっと海に流れ落ちてくるさまはまるで生き物の出産のように感動的だった。この日のために準備してきた各部署の人々、製造に携わってきた人々、各人の思いを考えると私も涙がこぼれそうになってきた(^^;)

本日のカメラは動画も含めてパナソニックFZ1000である。