サントリーニ二2日目、まずはアクロティリ遺跡を見学。
もともとサントリーニ島は火山が噴火してできた島だが、紀元前1500年頃の街が噴火によって埋没したとのこと。その部分を屋根で覆って展示してある。
現地ガイドさん。
その頃の壺が見つかったままの状態で置いてある。まるでポンペイのようだが、ガイドさんによればポンペイは住民が住んでいた状態で噴火したのに対して、こちらはすでに噴火や地震が何度もあって住民が逃げ出した後で大噴火が起こったため、死体のあとはないとのこと。
この頃は海上貿易が盛んでアフリカとも往来があったらしい。なぜアフリカであると分かったかというと「deer」の絵が書いてある壁画が見つかったとのこと。その絵を見せてもらうと、いかにもインパラだった。
これは南アフリカで撮ったインパラ。サファリのどこにでもいて見つけやすい。日本人は角のある動物を見るとすぐに「鹿だ!」と叫ぶらしいがアフリカには鹿はいない。インパラは「ウシ科」である。では鹿と牛のの違いは?角が枝分かれするのが鹿、1本のまま生えてるのが牛だそうだ。
物事をはっきりさせないと気がすまない私は、現地人ガイドさんに「それはdeerではない、インパラだ」と教えてあげたが「ガイド向けの教科書にはdeerと書いてあるんだもん~」と言われた(^^;)
再びバスに乗り、近くのワイナリーへ移動。
私の好きなカラヴァッジョのバッカスの絵が。
取ってつけたような外観の入り口を通り、地下のワイン博物館へと案内される。
やはり期待通りのクオリティだった(笑)
サントリーニで有名なのはこのヴィンサント。濃厚なデザートワイン。少々酔っ払ったあと、またバスに乗ってフィラの街に向かう。
眺めの良いレストランに到着。
レストランから島の北側を見てると、どんどん空が暗くなってきた。
大雨! テラス席がびしょ濡れになるため店員さんがあわててビニールのシートを降ろす。こうなるとせっかくのエーゲ海も台無し(T_T)
雨が止んできたのでフィラの街を散策する。
相変わらず場違いな暑苦しい格好(笑)
♪坂を登って今日もひとり来てしまった
♪ソーダ水の中をクルーズ船が通る・・・
上から見たロバ道。PLフィルタをオフにして。
PLフィルタを効かすとこの通り。ロバが懸命に坂を登ってきてる。
なめこも大喜び(^^;)
ホテルやレストランだけではなく、一般民家も小奇麗にしてあって見るだけでも楽しい。
凝った格子であったり、
屋根の上にボートがあったり、
タツノオトシゴもいたり。
さてサントリーニを紹介するときによく出てくる教会があるという。旅行客がよく道を聞くので看板まで貼ってあった。
看板を頼りに歩いて行くと・・・・
そういえばツアーのパンフレットでよく見るな~ しかし相変わらずのどにょりとした空で海の色がいまいち。
dp0で撮ってみてもイマイチ・・・
なめこは喜んでるみたい(^^;)
Theta 青い教会前
歩き疲れて休憩。「DA COSTA」というレストラン。
どこの店に入っても素晴らしい景色が楽しめる。
Theta フィラの街 ケーブルカー乗り場の横
休憩したあとは教会巡り。
イタリアやフランスとは違った明るい趣。
静かに座っていたくなる・・・
さて崖の上からばかりでは下の様子がよくわからない。せっかくなので港まで降りてみることにする。
ロープウェイで降りるのだけれど、私は1人だったため相席でお願いしますということに。1人5ユーロ。
Theta ケーブルカーで相乗り
降りる途中でロバ君たちの待機所を発見。
歩いて降りるおばちゃんも。勇気あるな・・・
観光船が行き来するが、古い港なので大きい客船やフェリーは入れない。
Theta オールドポート
京大で東大、いや兄弟で灯台で魚釣り
港の横にロバ乗り場。
ちょっと暴走したのでおっちゃん達が慌てている。
着飾ってはいるが物悲しい眼差し。
電池で空中で歩くロバ君。土産物になってもずっと歩かされる運命か・・・
たまたま発見した絵葉書。ロバ君の悲哀がよく出ている!
ついでにこんなTシャツ発見。買うかどうかかなり迷った(^^;)
楽しかったギリシャ旅行も今夜が最後の晩餐。
アルキペラゴスというレストラン。ちなみにエーゲ海という意味である。
だんだん日が暮れてきた。昨日のイアよりもまだ期待できそう。
雲間からの夕陽。
これは雲から空に向かって伸びる逆レンブラント光線!
違う方向に!
こうして最後の夜が更けていくのであった・・・・