日本の神々 その3

天照大神が出てきてようやく騒動が収まったけれど、高天原の神々は騒ぎを起こした須佐之男命に罰として高天原から追放処分とした。追い出された須佐之男命は出雲の国を通りがかったときに娘と一緒に泣く老夫婦に出会う。八つの頭と八つの尾を持つ八岐大蛇が毎年娘を一人ずつ食べるらしい。
八岐大蛇退治を引き受けた須佐之男命は、八つの瓶に酒を注がせた。八岐大蛇は頭を全部瓶に入れて酒を飲んだので酔っぱらって寝てしまう。須佐之男命が自分の刀で斬り殺したら、尻尾から素晴らしい刀が出てきた。これが三種の神器である「草薙剣(くさなぎのつるぎ)」である。
須佐之男命はその夫婦の娘であるクシナダヒメと結婚した。これにより、須佐之男命とクシナダヒメは縁結びの神として奉られることになる。

もともと疫病神(^^;)であった須佐之男命であるが、逆にこれを丁寧に扱うことで疫病を防いでいこうという逆転の発想で奉られ、京都の八坂神社を中心に祇園様としてあがめられた。有名な京都の「祇園祭」は、疫病の流行りやすい夏のはじめに行われ、疫病払いとして全国にも広まった。また政治的に失脚したり、非業の死を遂げた人物も同様に神格化されていく。この代表例が菅原道真の天神様である。

ちなみに全国の神社は総数8万、この中で一番多く奉ってあるのは何だかおわかりだろうか?
ランキングは次の通り
1.八幡(7817)
2.伊勢(4425)
3.天神(3953)
4.稲荷(2970)
5.熊野(2963)
6.諏訪(2616)
7.祇園(2299)

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なお画像と本文は一切関係ありません(笑)